令和4年第1回定例会報告 施政方針および予算案から

令和4年第1回定例会中、代表質問等で、質問(無会派)をしました。内容の一部を報告します。
その中の一つ、起業促進、企業誘致について質しました。

私の質問の要旨は、
⓵企業誘致、起業促進の一環として、プラットフォーム逗子ビズが発足している。一定の成果があるとのことだが、成果とは何をもって、成果と捉えているのか。
⓶企業版ふるさと納税について 企業版ふるさの納税の受け皿を整えることと、企業誘致は本来、別物なのではないか?
企業誘致とは、実際に企業が逗子市に法人市民税を払うべく自治体の会員となり、本市に企業が誕生することで、地域の雇用を生み、また資産を持つに伴い固定資産税の増を目指すというものであり、企業版ふるさと納税は企業誘致とは別物ではないか?

という質しました。
これについての市長の答弁は
プラットフォーム逗子ビズは、参加者120名を超えており、すでに法人格を得ている参加者がほとんである。コロナ禍、まだ駆け出しの状況ではあるが、地域エネルギーの創出など案件はあり、今後の行方を検討中である。
また企業版ふるさと納税については、いきなり、本市に籍を置くことは企業メリットがなければ、一足飛びに行かない中で、本市を企業の方に注目してもらうための取り組みの一つとして、関係法人の作っていくという目的で実施している。

とのことでした。起業促進の取り組みを、否定するものではない。しかし、財政的に自走できるような企業誘致、起業促進を掲げるのであれば、プラットフォーム逗子ビズの中に、起業につながるコンサルティング、マネジメント、また資本、初期投資を投入できるだけのバックアップ体制など整えていかねば、財政再建を掲げるほどの起業促進、企業創出には至らないないのではないか。単なる参加者同士の意見交換だけでは、起業に結び付く力にはならないのではないかと、指摘をしました。

今後、新年度当初予算においても実現性を注視していきます。

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