池子基地施設内の新たな整備計画

第3回定例会 基地対策特別委員会では、防衛省の神奈川県内の米軍施設・区域の整理等に要する経費の概算要求について報告がありました。

横須賀海軍施設に関わる施設整備は119億6800万円の要求です。内訳は主に横須賀海軍施設独身寮の整備(40億)や、浦郷倉庫の桟橋の整備(29億)、池子住宅地区の生活支援施設は44億円です。米軍駐留経費が費やされることに加え、基地の恒久化と軍備の増強を物語るものであることは見逃せません。

そもそも池子基地施設内の生活支援整備計画は寝耳に水でした。この整備計画が出た直後の日米合同委員会の内容について、前市長部局が南関東防衛局から説明を受けたのは昨年2018年11月です。その際の面談記録には、池子基地施設内の整備は、「あくまでも居住者の生活環境の向上を目的とするもので、池子住宅地区および海軍補助施設の恒久化に繋がるものではないこと」を確認した。と記録されています。また今年3月下旬に行われた逗子市池子接収地返還促進市民協議会においても国側から同様の発言が記録されており、これらの概算額をもって、どう恒久化に繋がらないものと解釈すべきか、市側の受け止め方と発言を注視していく必要があります。

このたびの特別委員会では共同使用地の管理運営のための覚書の期間満了に伴い、期間の延長(3年)について申し入れしたことも確認しました。そもそも共同使用地は一部の使用を始め、池子の森290haのうちの40haの一部返還を行い、最終的には全面返還へ繋げるという市の構想があります。こうした流れと相反する計画案が浮上したことで、返還そのものが机上の空論ではないかと懸念します。返還の見えない中、地方自治体へ基地施設管理の費用負担の押しつけとも受け取れる結果となっていることは誠に残念であり、今後は整備計画の詳細な内容の開示を求めていくことが重要となります。