社会保障費の増大 個人でできることは何もないのか

2019年1月7日 16時29分 | カテゴリー: 活動報告

新しい年を迎えました。年末近くになると、政府は来年度当初予算案を閣議決定します。防衛費は5年連続過去最大規模。社会保障費も来年度は高齢化に加え、幼児教育の無償化など、過去最大の34兆587億円(前年比3.2%増)となっています。実に税収(約62兆5000億円)のうち、半分以上が社会保障費で消化している財政構造です。

では、社会保障費の増大の前に、個人では何もできないのか、自然な人口構造の流れによるもので、諦めるより他ないのか、考えてみます。解決の一つに望まない延命治療を、個人の判断能力のあるうちに中止するよう意志表明を示しておき、限りある医療費・介護関係予算の支出に歯止めをかけることを期待する方法があります。

具体的にはリビング・ウィル(終末期の医療ケアについての意志表明書)や事前指示書(アドバンス・ディレクティブ)があります。内閣府の調査によれば55歳以上の日本人の9割以上が、延命のみを目的とした医療は行わず自然にまかせて欲しいと願っています。無意味な延命治療を行わないためには、一人一人が人生の最期を理性的判断のあるうちに、書面に残すことが最良の方法です。私も年末、リビング・ウィルを書き記してみました。死を後ろ向きに捉えるのではなく、死を想定し考えることで、より意志ある生き方に繋がると思います。自治体においても、リビング・ウィルの普及に努めることや、啓発を推進する具体的施策が求められている時代だと考えます。

政府予算案と聞くと、実感の薄い遠のいたもののようですが、一人一人の生活や生き方が政治に繋がっています。また新年度予算案のうち、防衛費5兆2574億円について思うことは別の機会に言及します。