ずし平和デーから 9条3項の見えざる危険性

2017年8月28日 22時39分 | カテゴリー: 活動報告

8月25日、ずし平和デーの企画、元朝日新聞社記者でジャーナリストの伊藤千尋氏の講演会へ参加しました。

コスタリカの憲法9条の活かし方を題材に、憲法を国民が活かし、国もまた平和憲法9条を国是とする姿勢を取り上げ、明快な語りの中、世界がいかに日本国憲法第9条を高く評価しているか、希望に溢れる内容でした。9条に対する誇りと実践、特に国際貢献のあり方は、見習うべき点が多くあります。

翻って安倍政権では、7月の国連核兵器禁止条約交渉の不参加を始め、憲法9条は一切の核兵器の使用及び保有をおよそ禁止している訳ではないとする閣議決定は異常と言わざるを得ません。9条が岐路を迎えている現状、変容しつつある世相の違いは対照的です。特に、9条3項については、あたかも現実と憲法の一致を目指し、その根拠を示すかのような与党に対し、具体的にどう私たちの生活が影響されるのか、野党も追及した議論をしているようには見受けられません。

講演の中で、「9条3項が憲法に明文化されれば、独り歩きをするのが軍隊であり、世界の歴史が証明している」「国家予算における軍事費は膨張し、福祉や教育は後退する」との言及から、3項の危険性を実感しました。

今、最も政権が骨太に取り組まねばならない、社会保障制度における将来の安定性は、待ったなしで優先すべき改革であり、改憲でないことは言うまでもありません。