社会福祉法人の地域貢献 先進事例を視察

2017年1月20日 23時00分 | カテゴリー: 活動報告

1/19(木)神奈川ネットでは、デイサービスの空き車両を活用し、高齢者サロンへの移動支援を行う川崎市麻生区、社会福祉法人「かないばら苑」を訪問しました。同法人は運転ボランティアが、送迎支援を行っており、1台のデイサービス車両に2名のドライバーを同乗させ、活動に不安のない体制を整えています。法人全体でボランティアの参加人数は年間延べ4200人です。職員167名に対し、日に約11.5人のボランティアがいる計算となり、運転以外にも豊富なメニューがあり、活動の選択があるのだそうです。

同法人のボランティア活用の実践の要となるのがボランティアコーディネーターの存在です。現在、コーディネーターは2名。施設長の依田さんから、ボランティアは頑張り合う姿がないと継続せず、業務に追われる職員とボランティアの現場に間に入って、向かい合う人手と時間を費やすことの必要性を伺いました。

また2015年の介護保険制度改正で報酬単価引き下げによる減収は介護事業者にとって、緊急事態であるとの訴えは、身につまされました。サービスの質を落とさず、職員をも疲弊させない運営をするために、人という資源に切り開かれる可能性と実践を見出す姿勢に、現場ならではの情熱がありました。

本市にも自宅からお店へ送迎をする買い物支援が、久木地区で行なわれています。将来的にも、山坂の多い市民の交通手段には、さまざまなニーズがあり、参考となりました。来年4月から社会福祉法人には社会貢献活動が義務づけられます。ボランティアの活躍は事業者にとってなくてはならない存在となる可能性を示唆しています。

それにしても介護保険制度は、次期改正に向けて、財源ありきの議論になっています。これ以上の報酬単価の引き下げがあれば介護事業者の倒産や不採算事業の撤退を余儀なくされ、皆保険制度の意義を損なう結果になることは避けなければならない重要な問題です。