平成28年第3回定例会報告 機構改革による福祉と教育

2016年10月2日 20時54分 | カテゴリー: 活動報告

本定例会で上程された主な議案についてご報告致します。逗子市事務分掌条例の全部改正の議案が上程されました。事務分掌条例とは、機構改革を示します。組織改正の内容は、①福祉部にあった子どもに関わる所管の子育て支援課、保育課、児童青少年課が教育委員会に子どもセクションを設置し、教育部に移管すること。②新たにシティプロモーション機能を設ける ③スリム化し、2課の減少  です。

大きな争点となったのが、子どもセクションの設置であり、子どもに関わる福祉の分野と教育の分野の事務が一体化し、位置付けられる点でした。採決結果は賛成13、反対4で可決されました。私は反対としました。以下、その理由を示します。

①本市の情報公開は透明性高く評価されている。情報政策課の元で情報公開課が消失し、情報公開係となる点は、惜しまれる。情報セキュリティ機能の向上を図るのは必然の政策で、情報公開課の名称を残し、その元に情報政策係と情報公開係とするべき

②子どもセクションの設置による福祉と教育の情報共有については、プライバシーの配慮をどう扱うかにおいて、個人に不利益となるうる情報や、偶然知り得た情報をどの段階によって課内で留めるか、連携し共有するべきかといった事例は、現状の組織下でも検証すべきである。不本意に情報共有されていたことが発覚すれば、公の信頼を損ねる結果となる。子どもに関わる問題を福祉と教育で一元化する必要はないのではないか。

福祉と教育の連携には、確かにメリットもあります。しかし、デメリットには、これまで身近であった子育ての相談が、幅広く知られることを恐れ、気楽に相談しにくくなることなど、機能の向上だけでは測れないものがあります。また連携による情報共有について、殊に虐待に関する情報は、偏見やレッテルを生じさせる可能性があることを考慮し、慎重な対応を求め、注視していく必要があると考えています。