導入開始から1年 中学校給食の検証

2015年10月19日 17時14分 | カテゴリー: 活動報告

逗子市の中学校給食は昨年10月に導入され1年が経ちました。喫食率は導入時の81%から現在は73%と落ち込んだものの県内では選択式でない完全給食を除けば高い喫食率を維持しています。

学校給食実施基準をクリアしたボックスランチ方式の給食は、横須賀市にある委託業者に調理と配送を依頼し、逗子市がその経費を負担しています。今年度予算は7680万、市民一人当たりに換算すると1333円ですが、検討委員会の結果を基に逗子市立中学校給食実施方針を策定し、プロポーザル形式での導入に至っています。保護者負担は食材料費で1食324円。逗子市立中学校給食実施要綱にも記載されている通り、献立の作成から食材料の発注は学校教育課の栄養士が行い、地産地消の食材、産地直送の産物も購入しています。

「中学校給食早わかりガイド」には記載されていませんが、野菜の摂取100gを目安にすることや写真のように、家庭では取り組みにくい圧力鍋で煮た骨まで食べられる魚など給食だからこそできる手間があります。放射能検査を毎日実施し、遺伝子組み換え食品も使用されていません。これまで味が薄い等の意見も出されて来ましたが、化学調味料は使われておらず、食品洗浄は、石鹸洗浄の実施を行うため、手洗いを通してから洗浄機にかけるなど安心で安全に配慮した取り組みをもっと周知したいものです。

喫食率が下がると業務委託契約の単価は変動します。多様な嗜好もある中で、今後の喫食率の維持やアレルギー対応食の供給といった課題もあります。喫食率の維持はある程度下がっていく余地は今後もあることを前提に介護報酬単価を大幅に下げられ経費圧縮を強いられる小規模予防デイサービスなどから注文を受けたり、高齢者サロンでの配食や庁舎内での販売供給を可能にするなど、所管をまたいだ政策提案をしていきたいと思います。

神奈川ネットでは中学生の昼食を考えるプロジェクトを立ち上げました。今後、県内各自治体の状況を調査し、給食に求められる要素や優先課題、貧困家庭対策支援など義務教育に求められる昼食の在り方を検証していきます。