原子力空母交代 原子炉2基搭載の現実と基地の恒久化

2015年10月5日 14時36分 | カテゴリー: 活動報告

10月1日 報道各社にも取り上げられましたが、横須賀基地にアメリカ海軍の新たな原子力空母「ロナルド・レーガン」が配備されました。

ロナルド・レーガンは2基の原子炉を搭載しています。福島原発と同等規模の原子炉が動力として動き、25年間核燃料から生じる死の灰は交換されないまま、本市から半径8キロという距離にあることは、前空母ジョージ・ワシントンの配備から何度も議会の場で指摘してきました。乗組員は5000人、長さは東京タワーに匹敵する333メートルの巨大軍艦です。

原子力空母の安全基準の改定の必要性は、横須賀市を含め、県基地関係市連絡協議会が国へ要望してきましたが、慎重に検討していくとは言うものの、誠意のある回答姿勢を見せていません。福島原発事故以降、原発の安全基準は半径30キロ圏内が重点避難区域ですから、そのような至近距離に空母の安全基準を改定すれば、アメリカ海軍に空母の配備を認めるわけにはいかなくなります。今後も政府は地元の意向に応えず、米軍追従の姿勢を保持していくでしょう。安保法制の採決によって、米軍後方支援のお墨付き与え、基地恒久化の後押しとして機能していく現実がここにあります。

米海軍は横須賀基地に空母だけでなく、6月にはイージス艦「チャンセラーズビル」を配備しました。最新鋭の軍艦が配備される背景には対中国の軍事力を警戒し、日本を最前線として位置付けたい米軍の思惑があります。今後もイージス艦の新たな追加配備が予定しています。

では、一体誰のために三浦半島は存在するのでしょうか、そこに生活する住民の安全はどうなるのか、テロのリスクをどう捉えるのか、国と米軍の防衛戦略に住民不在の議論は待ったなしで異を唱える時期を迎えています。